昼夜逆転トーキョーよるヒルズ|ユルツナ大学

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Q.“数値化できない価値”というのを大事にされているようですが、シェアすることと何か関連はありますか。

高木さん:僕らの生活は、境界線がとても曖昧なところが面白いと思っています。家は、すごく落ちつく場で上下関係もないのですが、そこで仕事が生まれたり、上下関係を飛び越えて仲間が生まれたりという濃い関係を作っています。それは、会社では会社のスタイルがあって、家では家のスタイルがあるのとは違う居心地の良さがあります。ある意味、一般的なマネジメントや効率性などは無いんです。直接は繋がりませんが、関連はあると思います。

村上さん:内部と外部の2つの視点で話します。まず内部では、人間的なところと密接な繋がりがあると思っています。今までのライフスタイルは職場と家は明確な壁があり、職場では自分の私情や感情を出さず、逆に家ではさらけ出すものでしたが、ここは境界がほぼありません。ここで僕らは仕事をしますし、人間的なところも出します。例えばこの間、僕が、彼女にふられた時、仕事をしているみんなを誘って呑みに行き、酔っ払いながら、「俺、どこが悪いと思う?」と話をしていました。これを僕は家族だと思ってやっていますし、同時に仕事の相手にもしています。実はそれは意味があって、そこまでさらけ出して構築した関係は本当に信頼しますし、仕事の場においても影響が出ると思います。人間味を大事にしていることとシェアハウスをやっていることは、ここで繋がると思います。外部では、家族だけで鍋やっていますとかツイートしていると、そういう温度感が外に伝わって、人間的な価値を感じたり、新しい幸せを求めて来る人がいると思います。

藤田さん:内部のことについて話してくれたので、外との繋がりについて話します。人間の魅力は数字じゃ測れないことシェアハウスをしていることの繋がりはあると思っています。僕も、人間の魅力は数字じゃ測れるところじゃないと思っていて、個人的な思いとして魅力的な人に出会いたいと思っています。僕は、豊かさイコール選択肢の多さだと思っています。このシェアハウスでは、色んな人に出会えるため、自分の中に数字じゃ測れないけど素敵な人達がデータベースとして貯まっていきます。すると、色んな魅力的な人をちゃんと見抜けるようになるような気がしています。それは、シェアハウスでなければ難しいと思います。

Q.ここで取材しているユルツナデザイナー(すけさん)宛にツイッターで質問が!「シェアハウスは皆さんにとって、目的か、それとも手段か?」

藤田さん:僕は手段ですね。いろんな人と出会いたい、自分の中での多様性をちゃんと持たせておきたいという目的があります。ひょっとしたら、それを達成するためにはシェアハウスでなくてもいいのかもしれません。

高木さん:僕は、手段であり目的です。最初は手段でした。コストを下げながらも、色々な人と出会える環境をいかに作るかということ、メンバーと常にコミュニケーションする場所を作るための手段として考えていました。しかし、今はシェアハウスによって生まれる便益だけでなく、ここで得られる家族感や居心地の良さに価値を感じているという点では目的ですね。

村上さん:初めは手段でした。その時の目的は、固定費を下げること、さらに、一人で定職もなく生きるという危険な状態をヘッジするという意味で、リスクヘッジです。そして、よるヒルズに住んでいるということで、興味を持ってくれる人もいるので、名前を売る手段であり、ここでイベントをして、お金を稼ぐ手段にもなっています。目的になっていると初めは全然思わなかったのですが、シェアハウスを、今のメンバーで暮らすという意味でとらえるのであれば、僕は今のメンバーが好きなので、目的になっています。

Q.最後に、皆さんの理想の暮らしとは?

小野さん(いま帰宅されました!):本当の理想を言うと、スイスなどで、周りに湖があって、ロッジを建てて、そこで毎日本を読みながら、羊を飼って、一人もしくは数名と暮らしたいです。全て達成して、自分の生きる目的ってこうだよねっていうのが言えた上で、そういった緩やかな暮らしをしたいという思いがあります。

高木さん:自分自身が好きなことやっていて、好きな仲間と生活していて、ここにはエネルギーがあるよねというような場を共有するのか理想です。外に対しては、新しい暮らしや生活を提案する暮らし方です。極端にいえば、一つの幸福の形みたいなものが見えるようになっていったらいいですね。形態とか、国とか、地域とかにこだわりはないです。

藤田さん:誰かの背中を押せるような暮らし方がいいなと思っています。自分の暮らしを見た誰かが、自分もこういうのをやってみようと真似したくなるような暮らし方です。僕は、こうやればいいよという方法論ではなくて、こうやったから上手くいきましたというケースを重ねることによって、次の新しい事例が生まれると思います。僕もできる限り、誰もやっていない事例を上手く回して、こういうやり方でも上手くいくのだという事例を生み出す側でいたいです。

村上さん:理想的は一つではなくて、その時の心のありようによって常に最適であるならば、どんな形でもいいというのが、僕の考えです。その為には常に自分が最適なライフスタイルを実現できる何かしらの条件はそろってないとダメなのだろうなと思います。今はこの暮らしがベストだと思います。

高木さん:それぞれ別々すぎますね(笑)よるヒル自体は、各住人がコンテンツになっていることもあるので、それでいいのかなと思います。

本日はお忙しいところ本当にありがとうございました。

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「よるヒルズ」は、自分なりの生き方を模索するための家でした。彼らは、自分なりの生き方を追求する中で、夢中になれることを大切にしています。彼らが大切にしていることは数値で測れないもので、この家には数値では測れないとても素敵な価値が詰まっていました。(すけさん)

何よりも、住人の皆さんからパワーを感じました。さらに「よるヒルズ」という名前、部屋の様子、置いてあるもの雑貨、全てにおいて面白いものばかりで、多くの人にとってのパワースポットとなっているのだと思うし、より多く人のパワースポットにこれからなっていくのだと感じました。(ユカ)

今回はユルツナクルーだけの初めてのインタビューでしたが見ていて、今リアルに興味のあることや和やかな雰囲気で本音が聞けたのは、同じ世代同士で会話をしたからかなと感じました。住人の皆さん一人一人が個性的で魅力的でした!(イソマイ)

2011.11 ユルツナクルー すけさん、ユカ、イソマイ

高木 新平   六本木・昼夜逆転シェアハウス「トーキョーよるヒルズ」編集長
藤田 卓也   東京大学大学院
村上 明和   六本木・昼夜逆転シェアハウス「トーキョーよるヒルズ」実験屋
田和 晃一郎 大手広告代理店勤務
小野 有美   株式会社ジモティー勤務

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