昼夜逆転トーキョーよるヒルズ|ユルツナ大学

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Q:ここではどのようなイベントやプロジェクトが生まれていますか? またそのきっかけは?

藤田さん:イベントの種類は本当に色々多岐にわたりますね。最近で言うと「よるヒルズ」に来たいけどなかなか来られていないという方が沢山いるので、気軽に来られるように「トーキョーなべヒルズ」というイベントを企画しました。出来れば傍観者ではなく中に取り込んで、楽しい人が沢山いるということを伝えたいと思っていたので。思った以上に人が集まり、25人位になりましたね。僕はひたすら鍋をつくり続けていましたけど(笑)
 直近で企画しているイベントとしては、プランクトンという音楽レーベルの会社の方をお招きして、世界各国のワールドミュージックについて、語ってもらうという企画です。「ビョーク」っていますよね、その方に語らせると、彼女の話をギリシャ神話からさかのぼって話をされるんです。ギリシャ時代はこういうことがあって、だからこういう国では民族性が育ち、こういう文化が生まれて、その上に「ビョーク」がいて、というような、普段では絶対聞けないような話を聞いていただきながら、音楽を流しながらという会をしたいと思っています。今後も面白い方を呼んで、その方のお話を聞いてもらえるようなイベントを出来るだけ多くやっていきたいと思っています。

村上さん:僕は考える事が好きなので、僕のイベントは、小難しいテーマで、自分の興味があることを誰かの脳みそを使って考えたいと思ったときに開きます。「ノマド」とか「フリーの生き方」とか。一番灰汁の強いイベントは僕だと思います。藤田君は間口を広げるイベントが多い。ライトなイベントを数多く打つっていう感じです。
 プロジェクトの立ち上がり方についてですが、当初は、専門性や同じ志向のある人達が集まって立ち上げると思っていました。でも実際はそうでもなかったですね。例えば、外のプロジェクトを手伝っているうちに継続的に一緒に仕事をするようになったり、自分の仕事を住人に手伝ってもらったりします。藤田君が持っているプロジェクトは大学からの発信だったりします。

藤田さん:イベントを幅広いテーマで、数多くやっていると、本当に面白い人と出会えるんです。この間出会ったのは、20歳くらいの女の子ですが、100カ国近く行った事のある子で、しゃべれる言語も20カ国以上で数えた事がないって言っていました。彼女は先月までアフリカに行っていて、医療支援のNGOをフランス人と立ち上げたりとか、農民の交流のために運動会をしたりとか。間口を広くすると、そんな方と出会えるんです。

高木さん:イベントは色々とやっているので、もはや把握できてないですね(笑)。プロジェクトの生まれ方は様々ですが、感覚は似ています。外からプロジェクトを持ち込んできた子も、よるヒルズのコンセプトに共感している子だったので一緒にやることになりました。また「Colish」のリリースパーティやシェアハウスをテーマとしたパーティーを行ったことから、ここがきっかけになってシェアハウスをしたいとか、実際に住み始めた人がいるなど、感覚で繋がってプロジェクトが生まれることがあります。元々、僕らも会社は全然違えど一緒にパーティーやイベントをやったり、会社やウェブサービス作ったりして集まっているメンバーのため、そういう雰囲気や土壌が生まれている気がします。

Q:プロジェクトやイベントの告知はどのように?

高木さん:まずは認知がないと話が始まらないので、よるヒルズの存在をネット上に流通させよう思い、戦略的な名前つけようと考えました。なんとなく心に引っ掛かるワーディングで、行ってみたいと思わせるものにしたくて、「よるヒルズ」にしました。そのスタートは「FaceBook」で、よるヒルズの「よ」っていうロゴを載せて「よるヒルズ、オープニングパーティーやります。」と友達全員を招待しました。すると、参加希望者が約250人集まって、実際約150人集まりました。リビングで開催したのですが、150人の時はさすがに5部に分けました。昼に開始して、朝の6時までやりました(笑)

藤田さん:実は住民5人の「FaceBook」のフレンドを足すと、約4,000人います。Twitterだと、約14,500人。合わせて約18,500人居ます。ソーシャルメディアを活用して発信しています。

高木さん:こうしたイベントから「よるヒルズ」の名前が拡散して、「よるヒルズ、気になる」、「よるヒルズ、行ってみたい」と、露出が急増しました。今でもTwitterのタイムラインを見ていても、「よるヒルズって何?」というツイートが沢山見られますが、これを狙っていました。こうして、「面白い人たちが集まっているらしいよ」というブランディングに成功したと思っています。

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六本木・昼夜逆転シェアハウス「トーキョーよるヒルズ」のFacebookも是非覗いてみてください!

Q:どんな方に来て頂きたいと思いますか?

高木さん:僕は、自分なりに生き方を開拓しようとしている人に来て欲しいです。住民は全員そこで苦しんでいて、日々、もっと新しい生き方や幸せの追求の仕方があると感じています。そこを議論したり、お互いに追求できるような人が良いです。先日行ったパーティーでは、夜12時から朝5時くらいまで「20年後の日本どうなっているだろう」と言うことを本気でずっと議論していました。そういうメンバーが、ここの温度感に合っているなと思います。時間も忘れて初対面の人同士で議論するような人には、ぜひ来てもらいたいです。

藤田さん:僕は、1年半前に東京の大学院に進学して東京に来たんですが、学部は京都で、京都に5年いたため未だに京都イズムに染まっています。京都と東京を比べたときに、東京は偏屈な人が少ないなと思いました。頑固者というか、本当に芯があって、俺は本当にこれが好きでこれだけは誰にも負けないという人ばかりと京都で関わっていましたが、東京に来てそういう人と出会う頻度が一気に減ってしまったので、なんとなく東京はつまらないと思っていた時期がありました。そのような一般的には奇人変人とラベル付けされてしまうけど、でも話を聞いてみるとめちゃくちゃ面白いそんな人に来て欲しいです。

村上さん:僕は、すごく人見知りなので、僕が好きだと思う人に来て欲しいです。僕が好きだと思う人は、人間味があってそれを大事にする人。昔は人を、成果や成績などの数値や所属する組織で判断していました。組織の大きさが大きければ良いとか、その人たちの属性が社会的にどんな意味があるのかという考え方でしたが、会社を辞めた時、そういう考え方は寂しいと思いました。だから、人そのものとして人間らしさのある人が好きですね。“数値化できない価値”への考え方の変化は世の中の風潮としてもある気がします。
 日本人は元々、人間味のある人がすごく好きな民族で、それを大切にする感覚を持っていると思います。例えば「Twitter」が世界で一番流行しているのは日本だといわれています。「Twitter」は、フォロワー数やリツイート数という数で測られがちですが、本質はつぶやいている人の人間的な部分がすごく出るメディアで、みんなそれが面白くてやっていると思います。そして、それが世界で一番流行るのが日本だというのは、資本主義では日本の経済が行き詰まりを感じている人が日本に多く現れてきたからではないかと思います。だから僕は「よるヒルズ」が人間的な場所になると面白いと思っています。

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