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昼夜逆転トーキョーよるヒルズ
「昼夜逆転トーキョーよるヒルズ(以下 よるヒルズ)」ネーミングからしてとても興味をそそられるシェアハウスです。ここは、「昼夜逆転」という行動スタイルをコンセプトに、オープニングパーティーには、なんと150人も集まるなど、昼夜問わず、多くの若者が集いユニークな活動をするプラットフォームになっていると聞きます。さて、彼らはどんな想いで、ここに暮らし、そしてどのような新しい楽しみを見出しているのか、「よるヒルズ」に住む藤田さん、高木さん、村上さんにお話を伺いました。では、授業のはじまりです。
Q:まず自己紹介と、ここでの役割があれば。
高木さん:男子住人の中では一番年下の24歳です。早稲田大学出身で、ずっと服のデザインに携わっていて、その後、博報堂に入社しました。今は友人と会社を営んだり、シェアハウスの住人と一緒に仕事をしたり、WEBサービスやイベントを企画運営したりしています。シェアハウスの中では僕が一番だらしなくて、いつも皆さんに怒られています。(笑)ただ、僕のブログ(「美味しいコンセプト」博報堂をやめました)を多くの方に読んで頂いたこともあってか、「よるヒルズ」を発信しうる象徴的な役割を持っていると思っています。
藤田さん:東京大学大学院2年生です。来春には大手広告代理店に入社する予定です。もともとシェアハウスに住んでいた経験があり、そして僕以外は一人暮らしだったということもあって、引越しの際に何を買ったらいいのか、共有したらいいのか、細かいルールやお金をどうするのかなど、シェアハウスでの運営上のアドバイスをしています。あとツイッターのフォロワーが多いので、いろんな方々にここの活動を発信することも心がけています。
村上さん:この中では一番年上の26歳です。大阪の大学を卒業してマーケティング会社やITベンチャー会社で務めた後、その後無職でシェアハウスに一ヶ月くらいいました。今はシェアハウスの住人と一緒に仕事をしています。個人では、ファッションのコンサルティングやイベント、ときどき企業の会議に呼ばれたりしています。このシェアハウスの中では僕が一番自然体だと思うので、もっと人間味や気持ちの開放をして「大丈夫だよ」とか、客観的にみんなの想いをまとめていくような役割があると思っています。
あと、住人としては田和さんといって、高木さんの元同期の方がいます。いつもこのままじゃいけないと模索していて、そしてだらしないことをしているときちんと叱ってくれる人。お金の管理も含めて、一番しっかりしている人かもしれません。また、唯一の女性で小野さん。2時に寝て6時には仕事に行くというようなストイックに仕事をしている子。たまに料理も作ってくれるやさしい女の子です。
5人全員の名刺を集めると「よるヒルズ」になるそうです!この日は田和さんが帰宅されなったので、揃わず。。涙
Q:シェアハウスをすることになったきっかけは?
村上さん: まず僕と高木君が会社を辞めるのをきっかけに家を探しはじめました。でも、人数が少ないと家賃を割ってもそんなに安くならないので、当時、別のシェアハウスに住んでいた藤田君に相談したら、もう少し仲間が必要だろうと。それなら「藤田君も一緒に住んでよ」ということになって(笑)結局、5人くらいがちょうどいいだろうということになって、他に人を誘って、渋谷と六本木周辺の情報をみんなで持ち寄って、物件を一緒に見に行ったりして決めていきました。
高木さん:退職を考えた時、「ソーシャルアパートメント恵比寿」というシェアマンションに住んでいたのですが、家賃が12万位。会社を辞めたら、それだけのコストを払い続けるのはリスクだと思っていたので、シェアして安く暮らす方法を獲得することは切実な問題でした。
Q:なぜ、六本木に?
高木さん:人が集まる場所にしたかったので。渋谷にもいろいろなシェアハウスがあるのですが、六本木では聞いた事がなかったし。六本木って、名前を聞いただけでハレの要素を感じるし、なんか楽しいじゃないですか。立地も良く、みんな来てくれる場所になりました。
村上さん:実を言うとここはそんなに高くないんですよ。23区内のシェアハウスの中で安い方だと思います。3LDK、100m2で、家賃が29万円。5人で割ると、6万弱で、光熱費が1人4~5千円位ですから、1人6万半ばくらいです。
右の建物がシェアハウス。前面道路からは六本木ヒルズが。