春蒔プロジェクト 田中陽明さん|ユルツナ大学

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「co-lab二子玉川」が併設されている「カタリストBA」のホームページには、その素敵なオフィスインテリアが掲載されています。是非、ご覧ください!

Q:「co-lab二子玉川」からは、どのようなクリエイターが輩出されると思いますか?

 いろんな企業や大学の方々と関わる場ですので、まずは企業でお仕事をされていたとか何かしら企業の方との共通言語を持っているデザイナーがいいとは思います。実は、フリーの方と企業の方との間には少なからずギャップがあると思うことがあります。なかなか互いのスタンスの取り方を知らないからかもしれません。そして「カタリストBA」全体を一緒に盛り上げていく活性剤になって頂ければとても嬉しいです。事業主さんから具体的な役割を任されているわけではないんですが、例えばここでシンポジウムを開いてもらったり、逆に企業の方々のワークショップに参加してもらってクリエイターとしての視点を提供してもらえると嬉しいですね。そういうように対話が生まれて欲しいと思っています。

Q:次にco-labを作るとしたら、どのようなものにしたいですか?

 実は今、渋谷で「co-lab三番町」に近いイメージのものを計画しています。そこではクリエイターの集合体の中にディレクターをたててco-lab入会者とコラボレーションをコーディネートしていったり、あとプロダクト系のレーベル(ブランド)を作ったりして、アウトプットするための仕組みを強化したいと思っています。また「FabLab JAPAN」に入ってもらいモノ作りの方法論自体を考え直したりしたいとも思っています。実は、今までずっとやりたかったのですが、ようやく「co-lab」の運営体制が整い、そして拠点も増えてきたので、ある塊としてのメッセージ性が生まれてきているように思います。そうすることで、実力はあるんだけど名前が表に出来ていないデザイナーのアイデアを活かしたプロダクト開発や、その手法を使ってゲーム開発やデジタルコンテンツなどの領域のクリエイティブをしていきたいですね。

 バウハウス(Wikipedia : Bauhaus)のような創造活動が「co-lab」の仕組みの中にあって、でも「co-lab」は別に会社でもなくて、基本的には有志の集まりで場所だけが用意されてる。でもそこには先程のディレクターなどモノを生み出す仕組みがあって、プロジェクトに応じて任意に集まったり離れたりしていく。そういう柔軟でしなやかな集合体が理想です。

 “スイミー”のように日頃は個人ごと活動しているんだけれども、プロジェクトの時には一気に動くという活動であれば、大きな組織とも対等に渡り合えるんじゃないかと思っています。そういう仕組みだからこそ出てくるアウトプットは、今までの企業活動の中でのアウトプットとは違うものになると想定しています。アウトプットを変えたければ、まずは働き方や環境を変えていくべきなのです。

 今回の震災以降、日本人らしさをもう一度見直そうというスタンスが出てきています。「co-lab」のオフィスは長屋形式だと紹介しましたが、そういう今まで定着していた日本人のスタイルを踏まえた取り組みをしていけば、現代社会にもきちんと適応する日本の本質的なものになりうると思っています。

Q:最後に、田中さんご自身は今後どのような暮らし方をしたいですか?

 今、住んでるのは代官山のマンションなんですが、少し観光地化してしまって落ち着かないんですよ。「co-lab」の本部に直結している住居が理想的だなと思い、今そんな企画をしている最中です。二子玉川はバランスがちょうどいいですよね、多摩川という東京の中で一番天然に近い自然があって、都心にも近くて、本当に郊外に出ようと思ったら、第三京浜から高速に乗ってしまえばいいですからね。

 また、デュアルライフに興味あります。逆にそれがないとバランスがとれないなと思っています。田舎生まれということもあるのでしょうが、自然が近くにないと落ち着かないんですよね。せめて週に一回位は自然に触れたいという願望があって、少し前に鎌倉の海沿いに友達とシェアして別荘を借りて、週末に行ったり、平日にスタッフを連れて行って仕事したりしていました。でも、ある程度遠い所にそこまで頻繁に行くのも大変なので、都会にいるんだけどすっごい自然に囲まれてるような、そんな場所が欲しくなって、結局ルーフバルコニーに3〜4メートル級の樹木を10本程入れてバスタブを置いてにわか自然を眺めながら息抜きをしています(笑)

本日は、お忙しい中本当にどうもありがとうございました。

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「ワークライフバランス」「仕事と育児の両立」が大きな社会課題になっています。私たちは今の働き方になにかしら窮屈さを感じ、そしてもっと自由な働き方が出来ないかと感じているように思います。ただ安定した生活基盤との折り合いの中で、一歩踏み出すには、とても大きな決断が必要。でももし「co-lab」のような個々が自立しながらも集合体として働くスタイルが広がれば、僕らの働き方はもっと自由になるかもしれない。多様な選択肢がある柔軟な社会を実現するためにも「co-lab」はますます発展してほしいと思うのです。

 実は「ユルツナ」を運営する「株式会社グラディエ」は「co-lab二子玉川」にオフィスを構えています。「co-lab」のコンセプトを気に入ってしまって、内覧会の時に即入会を決めてしまいました(笑)二子玉川にお越しの際には、是非弊社のオフィスにお立ち寄りください!

2011.11 ユルツナクルー マイ、イソム


田中 陽明
春蒔プロジェクト株式会社 代表取締役 
クリエイティブ・ディレクター&ファシリテーター/ソフトアーバニスト&建築家/
アーティスト
1970年 福井市生まれ
1993年 武蔵野美術大学造形学部建築学科卒業
1993-1996(株)大林組設計本部勤務
1999年 慶應大学大学院 政策メディア研究科・メディアアート専攻卒業 
慶應大学SFC研究所訪問研究員(メディア環境論1996/人間工学1999/地域計画2000)
2003年 co-labを設立
2005年 春蒔プロジェクト株式会社設立
2008年 東京造形大学 デザイン学科 メディアデザイン専攻領域:非常勤教員

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