春蒔プロジェクト 田中陽明さん|ユルツナ大学

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Q:現在、運営上で気をつけていることはありますか?

 先ほど話したように友人同士の集まりが中心だったので、オフィスに寝泊まりするなど多少ルーズな面があったように思います。最初はそれでも良かったんですが、口コミレベルでどんどん人が増えていって100人、200人となった時に互いに迷惑をかけないようにやっていくための運営上の課題が出てきました。ただ普通のレンタルオフィスのような管理意識一辺倒の運用をやってしまっても面白くないので、最初に友人同士で集まったときのノリの良さとのバランスをとりながら運営するようにしています。

 最初の森ビルさんと一緒にやっていた場所から、三番町へかなりのメンバーがそのまま移動して、更に、千駄ヶ谷や西麻布ができた時にはそこから数人ずつメンバーが移っていったんですが、幸運だったのは、そうした人たちが自発的に「co-labってこんな場所だよ」ってムードを作っていって後から入ってくる人は既にそこにあるムードにあわせていくようになっていったんです。そうして引き継がれたムードは、他の拠点に移植されながらもその拠点のオリジナルのものに置換されていきました。何がコアだというと“場をみんなで作ってるんだ”という雰囲気だと思っています。これは僕がお願いしたわけでもないんですが、みんなが自分たちでそういう風に言ってくれているみたいなんですよ。

tana_13.jpg だから僕自身はリーダーじゃないと思っています。あくまで、つなぎ役というかコーディネイターやファシリテーターだと思っています。考えてみれば、そもそも独立している方々の集まりです。それだけ自分でやりたいことがしっかりしていて、それをかなえる能力も持っていらっしゃる。大きな組織に所属しないでやっているのに、そこでまたヒエラルキーがあるというのは避けたいはずです。だから、そういうマネジメントの仕組みは全く取りたくないと思っています。実は「co-lab」の入居者の中には大企業の幹部クラスの方もいたのですが、「co-lab」の中ではあくまでフラットな関係でお互いにニュートラルな話ができるのが心地良く感じたようです。例えば「ここに来ると若い年代の人達と気軽にコミュニケーションがとれて、いろんな情報を得られる」というようにおっしゃられる方もいます。更には、バイトとして一緒に働いてもらったりなどのこともあるようです。

Q:入居希望の方とは面談をされているということですが、どのような点を見るのですか?

 面談といっても実際入居をお断りすることはほとんどないんですが、まず形式として作品集とか会社概要などを見させて頂くのと同時に、お人柄やコミュニケーション能力を見させてもらっています。やはりある集団に入ってもらうことは間違いのないことなので、そういう場所にいらしても大丈夫かどうかという点を見させて頂くようにしています。ただ最近では会わなくても、担当されているクリエイションなどを見せていただくことで判断できるようになってきています。

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