ドラマチック代表 今村ひろゆきさん|ユルツナ大学

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Q:こうした今村さんの活動自体、とても新しい働き方のように感じます。今村さんが考える“これからの働き方”というはどのようなものでしょうか?

 大きな企業だけでなく、小さな個人や企業はますます増えてくる。一つの場所に縛られずに、いろいろな場所で働く。仕事の収入も一つのところからではなくて、複数のところから収入を得る。社員を雇うのではなくて、その場その場で外部のパートナーとつながっていく。そういうカタチになっていくのでしょうね。その為には、常に個人が自立しながら、フレキシビリティを持っていくことが大切ですね。

 そして、具体的な事業という観点でいえば、例えばここ(LwP)に人が集まった時、飲食代が発生するというのはわかりやすい利益ですが、実はそれはすごく小さい事だと思っていて、どちらかというと、ネットワークが生まれることに価値があって、それが次のプロジェクトにつながっていく。今までみたいに、売って儲けるという短期的な視点ではなく、もっと先のステップをイメージする。その場には金額の利益が薄いように見えますけれども、その次をいくつも用意していくことが大切だと思っています。

Q:では最後に、今村さん自身の理想の暮らし方とはなんでしょう?

 一つの街で、住む、働く、遊ぶ場所を同じにしたいですね。会社勤めをしていると、人との関り方が分散されてしまうと思うんです。住むところに知り合いがいなくなってしまうこともあるでしょう。そういうのを避けたくてここに住む事にしました。

 元々の私たち日本人の生活、会社員がまだそう多くない時代は、自分の街にゴミが落ちていたらみんな拾っていただろうし、町で困っている人がいたら助けようと思っていただろうし、町に対する思い入れがもっと深かったと思うんですね。そこをもう少し深くやって行きたいと思います。例えばお祭りとか地域の掃除だったりとか、街に関わる仕事をやって行きたいと思っています。そういうことで自分の仕事の私と公のバランスをとりながら、街の人たちとつながっていき、街の盛り上がりに貢献できればいいなと思います。その為には、朝から晩まで働かないことや月〜金全ての日を働くと決めるのを止め土日に働くという選択肢を持つことや、働く場所/遊ぶ場所/住む場所を1つの街で完結することなど、既存のライフスタイルにとらわれない視点で生活をしていこうと思っています。

今日は本当にお忙しいところありがとうございました。

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 街づくりに加え、ご自身の働き方やライフスタイルにおいても共通の理念のもと活動されていらっしゃいます。街のスキマという一見小さなことでも、それは街の本質的な課題に繋がる発露であるかもしれません。そこに目を付け、自らのライフスタイルでも実践している様に多くの人が惹き付けられているように思います。今村さんの活動は「THE NIKKEI MAGAZINE」「メトロミニッツ6月号」「greenz」「NHKクローズアップ現代」「ヨコハマ経済新聞」など様々なメディアの取材を受けていますが、今の活動から大きな成果が実る頃には、ひょっとしたら当初問題意識をもっておられた大規模開発に今村さんなりの切り口で取り組んでいらっしゃるかもしれません。今後のご活躍がとっても楽しみです!

ユルツナクルー イソム

今村ひろゆき
ドラマチック代表

1982年生まれ 千葉県松戸市出身
幼少時代は4年間トルコ在住、学生時代はバックパッカーで約100日、13カ国を周遊。卒業後、システム系電機メーカーに入社し国内・海外の半導体営業を務めた後、2006年退社。海外生活、旅の経験から日本に個性あるユニークな町を増やすことを志し、まちづくり&賑わい施設プロデュース会社へ入社。首都圏、大阪等の賑わい施設プロデュース/再生の仕事に従事する傍ら、まちの未利用空間やコミュニティの不足、時代に合わない仕事や働き方、地方の衰退などに問題意識を持つ。それらを解決するために、まずは都市の中で、様々な人がそれぞれの活動をまち中で展開していく仕組みをつくることを目指して活動している。
出展元:はじめに LwP asakusaとは

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