渋谷発の新しいムーブメント
「Creative Lounge MOV」
東急文化会館の跡地、渋谷駅直結という好立地に建てられた今最もホットな場所「渋谷ヒカリエ(以下 ヒカリエ)」。その8階に東急文化会館のDNAを受け継ぎ、7つのクリエイティブスペースが集まった「8/」(ハチ)が生まれました。「/」は「関係性」という意味が込められているようですが、様々なつながりが生まれそうな予感がします。そんな場所にメンバー制ワークラウンジ「Creative Lounge MOV(以下 MOV)」(クリエイティブラウンジ・モヴ)が出来たと言う事で、早速オープニングパーティーに参加させていただきました。その様子をいち早くお届けします。
まず「ヒカリエ」の8階に降りると芝生をイメージさせるようなグリーンのカーペットが敷き詰められた広場「COURT」(上写真)と呼ばれるイベントスペースが見えてきます。ここは、「8/」コミッティで運営され、さまざまなクリエイティブに関するセミナーやワークショップが開催される予定です。そしてこの「COURT」を中心に、3つのギャラリースペース「CUBE」、小山登美夫ギャラリーがディレクションの「ART GALLERY」、D&DEPARTMENTによる47都道府県をテーマにした「d47 MUSEUM」(ギャラリー)、「d47 design travel store」(ショップ)、「d47 食堂」(カフェレストラン)があり、その奥にメンバー制ワークラウンジ「MOV」があります。
「MOV」の全体コンセプトは、「渋谷からはじまるクリエイティブなワークスタイル」。それは、企業内では困難な多様性に富む豊かな創造性やアイディア出しを、渋谷に集まる多様な業種、世代、国籍の人達との交流や刺激を通して生み出し、ムーブメントを興していくことにあります。今までの渋谷にはなかった新しい働く場所であり、また渋谷だからこそできる新しい働き方を提案していく場でもあります。
「MOV」の中に入ると、まず目に入って来るのが、居心地の良さそうなソファーやワクワクするようなベンチ。このオープン・ラウンジの空間のデザイン・コンセプトは「街の中心にある広場」。長く使って欲しいという想いから、立ったり座ったり、いろんなシーンで使える場所にしています。「みんなが集まって居心地のいい場所とは?」を考えぬいた結果、このコンセプトに決まったそうです。
ベンチ(上写真)はNYのセントラルパークにあるものと同じものを使用。公園らしく、自転車やバスケットゴール、電話BOXをイメージしたデスクスペースなどもあります。気軽に座れるようにスペイン広場を意識した階段もあり、少し床が高く目線も変わるスペースがあります。イベントの際にはちょっとした舞台として使うことも想定しているそうです。いろんな刺激を得ながら、いつも新鮮な気持ちで仕事が出来る空間です。
その他にもイノベーションのヒントとなるグッズが沢山つまったキオスク(上写真)があります。ひとつはライブラリで「ユトレヒト」のセレクト本がそろっています。もうひとつは、創造性を鍛えたり、コミュニケーションを良くするためのボードゲームが用意されています。
空間デザインと企画は、今回初めてのコラボ企画という「コクヨファニチャー×Jamoアソシエイツ(アパレル系の商業インテリアを主にしている企業)」。このコラボが、ワークスペースの概念を変えるデザイン空間になったのでしょうね。